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特化型ブログは検索エンジンと相性が良いので集客に有利

日記系ブログと特化型ブログの明確な違い ブログ運営

日記系ブログと特化型ブログの明確な違い

ブログを大きく二つに分類すると、「特化型ブログ」と「日記系ブログ」に分別することが出来ます。週に数回からほぼ毎日記事を投稿しているブログの事を、一般に日記系ブログと呼びます。そして、特化型ブログとは記事のテーマを明確に絞ってSEOを意識した文章構成になっており、しっかりと執筆した記事を集めたブログのことを意味します。

この記事を読まれている方の中には、今現在ブログをお持ちの方や、過去にブログを書いていたけど記事投稿は既に中断されている方など、ブログ運営に携わった経験をお持ちの方も多いかと思います。

また、これからブログに挑戦しようと考えている人も居られると思いますので、この「日記系ブログ」と「特化型ブログ」の違いを知ることによって、ブログという「個人発情報メディアのSEO」に対する理解が深まれば幸いだと考えています。

ブログは情報蓄積型のメディアサービスです

ブログは投稿した記事が蓄積されていく情報蓄積型メディアです。これとは対照的なのがツイッターやインスタグラムといったSNSですが、これらは情報消耗型メディアと呼べます。

さて、ブログは情報蓄積型メディアと表現しましたが、それはブログが投稿した記事ごとにURLが割り振られることに起因します。記事の投稿設定で記事のURLをご自身の好きな文字列にすることも出来ますが、利用されているブログサービで若干の違いはあるにせよ、一般的には自動で割り振られるURLをそのまま利用します。

例えば、この記事はライブドアブログの無料ブログサービスを利用して公開していますが、独自ドメインで運用していますので、各記事のURLの冒頭部分は必ずhttps://igaito.xyzと表記されます。そして、そのあとはarchives/と続いた後に、記事ごとに数字が自動で割り振られます。

この記事のURLは https://igaito.xyz/archives/6316721.html となりますが、ブログ運営者が意図的にこのURLを変更しない限り、この記事は常にこのURLにアクセスすれば閲覧することが出来るのです。

URLについて

ここで必要となるのが記事検索サイトです

インターネット上には、それこそ無数のURLが存在しており、検索エンジンサービスが提供されるまでは、読みたい記事のURLを知らないと記事にアクセスすることが出来ない時代が1995年まで続いていました。

検索エンジンの仕組みそのものは1990年に開発されましたが、当時はそもそもパソコンが一般向けではなく、MS-DOS(マイクロソフト社ディスク・オペレーティング・システム)でコマンドを入力して利用するといった、専門知識が必要でハードルの高い機械だったのです。しかし、マイクロソフト社が1995年に「WINDOWS 95」を発売したことによって、誰もが1回のクリックで簡単にインターネットへ接続出来るようになったのです。

そして、ヤフー(1995年)、マイクロソフト(1998年)、グーグル(1998年)などが無料で記事のURLを検索できるサービス(検索エンジン)を提供したことで、今現在の一般的なインターネットの利用方法が確立されたのです。

ここまでの解説で、ブログは検索サイト(検索エンジン)から記事の仕分けや分類を受けることによって、記事検索者がURLを見つけることが出来るサービス(検索サイトや検索エンジンのサービス)の上に成り立っている事を理解出来たと思います。

検索エンジンの歴史

検索エンジンの歴史と現在の状況

検索エンジンは1995年頃の黎明期を経て、2008年以降はgoogleの独断場となりました。知りたいことをインターネットの掲示板で質問すると、「自分でググれよ」と返答されてしまうほど、検索エンジンと言えばグーグルを指すほど、グーグル検索エンジンのシェアは絶大です。

世間では、あまりにも偉大過ぎるグーグル社が提供している検索エンジンのことを「グーグル神」と崇めるほど、インターネット利用者にとっては必要不可欠なサービスが「google検索」なのです。

さて、日本の最大手ポータルサイトはYahoo! Japanですが、Yahoo! Japanは2011年に独自技術の検索エンジンの運用を断念して、現在ではグーグルの検索エンジンを利用しています。つまりヤフー検索の中身はグーグル検索とほぼ同じなのです。

こうして、現在では誰もが簡単に読みたい記事をインターネット上で見つけることが出来るようになりました。インターネットの検索エンジンは常にインターネット上を周回しており、あなたが投稿した記事(記事URL)も検索エンジンロボットの訪問を受けています。

その結果、あなたのブログのURL(記事のURL)が検索エンジンから評価を受ける事によって、あなたが執筆した記事が検索キーワード次第では検索結果に表示される場合もあるのです。そして、その検索結果の表示順位があなたのブログの訪問者数に多大な影響を与えるのが現状です。

検索エンジンのシェア率調査

SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことです

上記で「あなたのブログのURL(記事のURL)が検索エンジンから評価を受ける」と書きましたが、この検索エンジン対策のことを「SEO」と呼びます。記事を一生懸命に書いても、その記事URLが検索エンジンから高評価を受けなければ、検索結果の上位には表示されません。

一般的にSNSよりブログの方が、SEOに有利だと言われています。それはブログの文章構造が検索エンジンと非常に相性が良いからです。しかし、ブログならどのように書いても検索エンジンから高評価を受けるという訳ではありません。

この記事では、あまり知られていない検索エンジンから高評価を受けやすいブログ形式と、検索エンジンから低評価をされがちなブログ形式を詳しく解説します。それらの違いを知れば、ご自身が運営中のブログの将来性や欠点を明確に把握でき、SEO的に適切な記事を投稿しているかどうかをご理解できると思います。

日記系ブログは検索エンジンとの相性があまり良くない

ここで思い出して頂きたいのですが、この記事の冒頭で「ブログには大きく分けて二種類のブログがあります」と書きましたが、情報蓄積型メディアであるブログは主にURL単位(記事単位)で検索エンジンから評価を受けるシステムなのです。

本来は検索エンジンから評価を受けやすい筈のブログサービスなのですが、日記系ブログに関して言えば、検索エンジンとの相性はあまりよろしくありません。日記系ブログはSEO的に不利だという事です。

たしかにブログ全体として考えた場合は、ブログは検索エンジンとの相性が非常に良いシステムですが、比較的高頻度で低密度の文章の投稿を重ねる日記系ブログの場合は、情報蓄積型メディアとしての長所が薄れてしまい、それが日記系ブログの記事が記事単位(URL単位)で検索エンジンから高評価を得難い理由なのです。

逆にSNSは検索エンジンから評価されないシステムですが、そもそもツイッターやフェイスブックページ、インスタグラムなどのSNSは、人と人との繋がりが累進的な広がりを見せることで、閲覧者がねずみ算式に増加する構造なので、検索エンジン経由で閲覧者が訪問する必要性は薄いのです。

そして、日記系ブログは情報蓄積型であるはずのブログシステムの長所を活かしきれずに、情報消耗型のSNSと同じ高頻度低密度的な記事を投稿する結果、薄い内容の記事が上から下へ流れ去ってしまう形となります。

その結果、SNSと同等に検索エンジンの眼鏡にかなうことなく、インターネット上にある無数の価値の低い情報として、人の目に触れることが少なくなってしまうのです。

日記系ブログをSNSと連携させる

ブログは検索エンジン経由で閲覧者を増やす構造

ブログはSNSとは違い、記事単位(URL単位)で閲覧者を獲得するメディアです。口コミや偶発的なきっかけでブログを訪問する人は居らず、閲覧者の意志でブログを訪問します。

検索エンジンの検索窓にキーワードを入力して、検索エンジン利用者の意志で自分が入力したキーワードと関連性の高そうな記事をクリックして閲覧するのです。そして、検索者(検索エンジン利用者)が入力したキーワードに「最も適した価値ある回答を記述してあると思われる記事」を提案して表示するのが、グーグルなどが提供している検索サイトサービスであり検索エンジンなのです。

このことは、インターネットを利用したことがある人なら誰でも感覚的に分かっている事だと思います。そして、ブログの世界には、一般的に当たり前と思われていることを徹底的に研究して理解した上で、SEOを意識した形式でブログを書いている人たちが存在するのです。それが、特化型ブログや特化型記事を書いている人達なのです。

(便宜上、特化型ブログや特化型記事を書いている人達のことを、これ以降は「プロ」と表現します。)

特化型ブログと特化型記事はアフィリエイトに向いています。

特化型ブログ(独自ドメイン)とは、特化型記事(特化型記事URL)で構成されているブログのことを言います。この特化型記事とは、明確なテーマに基づいて深く掘り下げて詳細に書かれた文章と画像で構成されている記事のことを言います。

特化型記事はインターネット検索エンジン利用者の「知りたい」「解決したい」「悩みを解消したい」といった欲求を満たし、満足のゆく回答を提供する事を目的としたサイト(URL)です。

特化型ブログの記事は丁寧で詳細な記事構成が要求され、記事を投稿して公開した後も定期的に加筆や改良を施し、一つの価値あるコンテンツとして昇華させることを念頭に執筆されており、日記系ブログの記事とは一線を画します。

特化型記事 ワンポイント

日記系ブログの特徴

日記系ブログでは今日の晩御飯のおかずや、ありふれた日常を綴った記事がメインとなります。比較的短時間(10分~30分程度)で一つの記事を書くことが通常であり、一つの記事に含まれる文字数も300文字~1000文字程度です。

書かれているテーマも雑記になっていることが多く、比較的高頻度で低密度な記事内容に仕上がっているケースが大半です。著名人や芸能人が書くブログだと、憧れの人の生活を垣間見ることが出来るという事もあり、数万人の閲覧者を抱えている大手ブログも存在しますが、一般人の日常を普通に綴っただけの日記ブログは、友人や知人に閲覧される程度です。

そして、あまりにも少ない閲覧者数と全く書き込みが無いコメント欄の状態のまま、日記系ブログの執筆を続けていても、「見られてない感が半端ない」と嫌気がさして、ブログの投稿を止めてしまいがちです。

また、検索エンジンから「役立つ情報を含んだ価値あるコンテンツ」としての評価を受け難い記事内容ということもあり、検索エンジン経由からの閲覧者流入が限りなく発生しないため、閲覧者数が一桁という状態のブログも多々あります。具体的な例をあげると、どこの誰だか知らない人が今日飲んだウーロン茶について書いた500文字程度の文章を読んで、

「この記事おもしろいなあ。役立ったなあ。最高のコンテンツだと感じたよ。ブックマークに登録して明日からも毎日更新を楽しみにこのブログ(独自ドメイン)を訪問しよう。」

と思いますか? 少なくとも私はそのように思いませんし、グーグルの検索エンジンも私と同じような判定を下すと思われます。

日記系ブログの特徴

日記系ブログは、なぜ検索エンジンから評価されないのか?

それは日記系ブログ記事よりも検索エンジンから高い評価を受けている他の記事が存在するからです。

プロが書いた良質で検索ユーザーの役に立つ記事が、あなたの日記記事よりも高評価を得て、検索結果で上位表示されているのです。(このことについては、グーグルのビジネスモデルについて記述した記事が参考になると思いますので、「グーグルのビジネスモデルで検索順位の仕組みとSEOを考察」をお読みください。)

あなたの書かれている日記ブログも、絶対評価では価値ある情報かも知れませんが、相対評価(SEO)ではあなたの記事よりも上位に表示したいと、グーグル神が判断している記事が余りにも多いのです。そのために、あなたの日記記事は人々の目に触れる機会が限りなく少ない検索結果の最後部に掲載されるのです。

訪問者数の変化イメージ

日記ブログを否定しているのではありません

日記系ブログ記事が決して面白くないと言っているのではありません。多数のファンを集めている人気ブログもたくさんありますし、数十人程度しか閲覧していない弱小ブログでも、自分好みで面白いと感じる記事がたくさんあります。

少数の人だけが閲覧しているからこそ、「言いたい放題、やりたい放題」の突き抜け感全開なブログも世の中には多数存在しており、テレビに出ている大御所の芸能人よりも地方のマイナーな芸人の方が面白いのと同じです。(実際に私は2007年9月より10年以上も日記ブログを書き続けています。)

しかし、ブログ運営者にとって「書き込みのないコメント欄」と「読まれていない感が漂っている訪問者数一桁の惨状」は、ブログを続けていくモチベーションを限りなく低下させる要因なのです。

日記ブログ執筆者 「私のブログも検索結果で1ページ目に表示されれば、多くの人に見て貰えるのに・・・」

このように感じたことのある人は多いと思いますが、昨今のブログの世界においては、それは絶望的な状況なのです。なぜならば、趣味で日記記事を書いている人がいる反対側で、ブログを収益ツールとして活用している「ブログ執筆のプロ」が存在するからなのです。

ブログを直線的に収益と結び付ける代表的な方法は、「アフェリエイト広告記事」や「広告の掲載」だと思います。もしくは、ブログから直接的に収益を発生させるのではなく、ブログを集客の導線として活用する方法もあります。ブログから物販のホームページへ誘導したり、ブログを既存顧客の反響を公開する場として利用している企業もあります。

顧客の反響を公開すると言っても、それは商品やサービスに対して好印象を与えるコメントを中心に公開しますから、ブログを間接的に収益に結びつけている事になります。いずれにしても、ブログを利用して収益性を求めていることに何ら変わりはありません。

さて、話を元に戻しますが、この「ブログ執筆のプロ」とは常にSEOを意識しており、自分の記事が検索エンジンから高い評価を受けて検索結果の上位に表示され、たくさんの人に閲覧して貰うことに全力を注いでいる人を指します。

数百億や数兆もある記事(URL)の中から、自分の書いたサイト(URL)に多くの人から訪問してもらえるように、

〇 徹底的に検索エンジンの仕組みを研究し、
〇 心血注いで良質なオリジナル記事を書き、
〇 自分の記事よりも上位表示の記事を研究し、
〇 投稿後の記事に更に改良や加筆を加え続け、
〇 一つのコンテンツとしての完成度を極限まで高める努力をし、
〇 そして、検索ユーザーの悩みを解決する完璧な記事を完成させる。 

このようなプロが書いた文字数4000文字を超えることもある記事(4000以上の文字を含む文章のURL)と、日記系の300文字程度の記事(300文字を含む文章のURL)が同じ土俵で戦うのですから、グーグル神は黙って前者を「検索ユーザーにとって価値あるコンテンツ」として評価するのです。

ブログ執筆の厳しい現実

ブログの歴史を簡単に説明します

総務省の2005年度の統計によると、日本ではブログ人口が2000万人を超えていたそうです。それこそ企業も個人も飲食店も、ありとあらゆる人々がインターネットを始めると同時に、情報発信ツールとしてブログを始めていました。

当時はパソコンを購入する動機が、「ブログを書きたいから」というのが普通の時代だったのです。そして、2006年度には全世界のブログ投稿の約37%を日本語が占め、世界第一位を記録していたほどです。

その後はブログを営利目的で活用しようとする動きも活発化し、飲食店の集客ツールとしてスタッフ日記を書いたり、自動車整備工場がお客様の声をブログ記事として投稿したりと、ブログをビジネス(=収益)に結び付ける動きが盛んになり、その効果が認められる状況が続くほどライバルも増加し続けているのがブログの歴史です。

そして時代は変わり、SNSがコミュニケーションツールとして台頭しました

インターネット上で人と人との繋がりを加速させるツールとして、ブログは2000年~2015年頃まではトップを走っていましたが、「見られてない感が半端ない」ブログは次第に普通のユーザーから情報発信ツールとして利用されなくなってきています。

それと対照的なのがツイッターなど後発組のSNSです。これらのSNSは記事に対する反響が早く、記事の拡散力も強力なので、爆発的に市民権を得たコミュニケーションツールです。

メディア比較

特化型ブログに関してのまとめ

ひとつの記事として長くなり過ぎたので、この記事としてはこのあたりで一旦まとめにしようと思います。(この記事の文字数は約7500文字あります。)

ブログ全般についてざっくりと書いてきましたが、日記系記事が特化型記事と同じ土俵で戦うには、厳し過ぎる現実を受け入れる必要があるということをお伝え出来たと思います。

ブログは近年流行しているツイッターやインスタグラムのような瞬発的な拡散性を持ち合わせておらず、検索エンジンからの流入が基本となります。そしてブログは検索エンジンと相性が非常に良いので、これから先も情報発信ツールとして検索ユーザーの欲求を満たすべく発展していくと考えられます。

しかし、ブログを利用して直接的にせよ間接的にせよ収益を見込んでいるプロの執筆者が存在する以上、検索エンジンの検索結果の上位は、プロが独占しているのが現状です。そして、趣味で日記系記事を書いている執筆者の記事が、記事単位(URL単位)で検索エンジンの1ページ目に掲載される可能性については、かなり小さいと言わざるを得ない状況だとお伝えしたくて、この記事を書きました。

ブログのアクセスについての悩みは尽きませんが、一つのブログで全てをカバーするという事が無理な話なのです。日記系ブログを楽しく書きながら、特化型ブログも保有するのがベストだと思います。

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